テレビドラマの中のリアリティとは

テレビドラマを観ていると、時々リアリティのあるなしがとても気になる時があります。

ドラマの舞台が自分が知っている世界の場合、あまりにリアリティがないと感じるとそれ以外の事も全部嘘っぽく見えてきて感情移入出来なくなってしまったりします。

私の場合、病院が舞台だったり看護師が主人公だったりすると、特に何も考えず観始めても途中から色々気になり始める事があります。

「この人達何人でシフト回してるの?日勤も夜勤も同じメンバーが毎日いるってどういうこと?」とか、夜の巡回の時、病棟の廊下が暗すぎるんじゃないか、とか。

廊下が暗すぎるのは怖い話の時だけかもしれませんが。

怖い話といえば、怖い話の登場人物って恐怖体験の最中も、何故か部屋の電気をつけようとしないですよね。

その事がいつも物凄く気になります。

それはさておき、きっと他の職業の人も舞台となる現場の事を知っていたら同じ様に感じるのでしょうか。

ドラマでは王道の刑事ドラマなんかは、警察関係の人はどんな感じで観ているんですかね。

ぶっ飛んだ設定の話が多いから、パラレルワールドの話だと割り切って観ているんでしょうか。

でも警察の仕事を知らない私なんかは、どこまでがリアルなのか全然わからないので、こんな事も実際あるのかもしれないと思ってしまいます。

会社員が主人公のドラマの場合は、私は普通の会社勤めをした事がないので、たくさんの社員の人がパソコンの前に座りカタカタと何を入力しているのか全く謎です。

あの光景はリアルなんですか?

でもリアリティにこだわり過ぎるのも考えものですね。

ドラマのレビュー欄を見ていると「リアリティがない」と指摘する意見をよく見ますが、その世界を知らない人には「面白いから良いじゃん。面倒臭い」と疎まれるかもしれないので、私も人には面倒臭い事は言わない様にしています。

元々虚構の世界なのですから、うるさい事を言わずに純粋に楽んだほうが幸せですね。