800万円の落とし物 ちょっと怖い

先日「新潟市内の事業所敷地内の廃棄物から見つかった現金800万円が、3ヶ月経っても落とし主が見つからなかったので全額届け出た人に渡された」というニュースを見ました。

これ以上の詳しい事情は分かりませんが、最初にこのニュースを見た時は「届けた人良かったね〜。3ヶ月間どんな気持ちだったのかな。落とし主が見つからない事を祈ってハラハラしてたかな」などと下世話な事を考えていました。

正直に届けて正当な手続きを踏んだお金だから、大金だけど堂々と受け取れるし羨ましいなーと思いましたが、いや待てよ、もし自分だったらどうだろう。

夫にその話をすると「うーん。元々何のお金かわからないからなんか怖いね」と言うので2人であれこれ想像してみました。

例えばそれが犯罪絡みのお金で、犯罪者が隠していたお金が誰かに見つかり警察に届けられてしまったとして、取りに行くと色々聞かれて犯罪がバレてしまうので3ヶ月待ち、届け主の所に渡ってから取り返そうと企んでいる、とか。

そんな想像をしてしまったら、そのお金を手に入れたために不安な毎日を送る事になってしまいそうです。

ネットのコメント欄には「税金は幾ら取られるのか」というような呑気な疑問が多く見られましたが、税金より命を取られるのではないかと考えてしまうのは生粋のネガティブゆえでしょうか。

そこから「そう言えば海外の番組では宝くじの高額当選者が人生を狂わされた話、よくあるよね」という話になり、「やっぱり急に大金が舞い込むのは良いことばかりじゃないのかもね」という事で落ち着きました。

もし本当にそんな大金が手に入ったら、私なんかはきっと脳味噌が沸騰するくらい使い道を考えまくり、疑心暗鬼になって目つきも悪くなるかもしれません。

これはまあ、宝くじを買っても当たった試しのない、持たざる者の僻みですね。