お酒と上手に付き合いたい

今日はちょっと重めの話をさせて下さい。

私がお酒との距離感で悩まされていた頃の話です。

30代の前半、私は多分アルコール依存症になりかけていたと思います。

原因はひとつではないはずですが、離婚前後に起こった色々な事によるストレスも無関係ではないと思います。

あの頃から閉所恐怖症や運転中のパニック発作なんかも始まったし、結構ストレスフルな生活を送っていたんだと思います。

当時毎日一生懸命子育てや仕事をしていましたが、お酒の量が増えて自分でコントロールが難しくなっているという不安も抱えていました。

他の人に相談すると「心配ないと思うよ。その位は普通の量じゃない?」と言われましたが、自分では「今は自分の中だけで何とかなっているとしても、今後仕事や子育てに影響してくるかもしれない。そうなる前に保健所かどこかに相談したほうがいいんじゃないだろうか」と悩んでいました。

今は依存症の存在が世間的に認知されてきていますが、当時は今ほど情報もなかったし、このまま何か大変な事になるんじゃないかととにかく不安でした。

何か問題を解決してくれる様な本がないかと探し、アレン・カーという人が書いた「禁酒セラピー」という本を買って帰ったのですが、結果的に私はこの本を読んだだけで、その後約5年間断酒する事が出来ました。

断酒中はかなりストイックになっていて、料理酒でさえなるべく使わない様にしていましたし、飲み会の席も出来るだけ遠慮するようにしていました。

この時期一番印象に残っているのは、旅行に行った翌朝の爽快感ですね。

二日酔いじゃなく朝食を美味しく食べられたのは久しぶりで、ちょっと感動すらしました。

その後仕事で精神科看護も経験して、依存症の治療に関わり勉強もしました。

そこで自分の過去を振り返ってみて、あの時は本当に危ないところだったんだなと、改めて恐ろしくなりました。

もしあの時断酒出来ずにいたら多分依存症になっていたと思います。

実際よく自力で回避出来たなと思います。

それだけ依存症って、自分の力でどうにかできるものではない怖い病気なんです。

私は今では普通にお酒を飲んでいますしあの頃の様な不安感はありません。

お酒とは、多少危ういかもしれませんが、適度な距離を保ちながらなんとか上手くやっていると思っています。

でもアクセルとブレーキを同時に踏んでいる様な感覚は完全には無くなってはいないし、これからも依存症になる可能性は十分にあると考えています。

私は元々何かに依存しやすい性質を持っている様に思うので、今後も気は抜けないですね。

パチンコ店なんかにもうっかり依存したら大変なので近寄らない様にしています。

正直言うとこんな事をブログで書くのはどうなんだろうと少し迷いました。

出来れば楽しい事ばかりを書いていたいので。

でも自分にとってあまり楽しくない黒歴史でも、今その問題に直面している人にとっては何かの参考になるかもしれないと考えてみました。

もし昔の私のように、自分のお酒の飲み方が普通ではないんじゃないかと不安に思っている方がおられたら、どこか相談できるところを探してみてくださいね。1人で抱え込むには荷が重いです。

今は色々見つかると思いますので。

 

明るく締めくくりたいので、私がいつも読ませて頂いているブログ主さんの記事を紹介させて下さい。

ユニークな禁酒のアイデアを教えて下さっています。

私もこれが出来たら依存症疑いも卒業ですね(笑)

 

 blog819tmm.hatenablog.com