私は昔、自分の恋愛偏差値は普通だと思っていました。
普通の恋愛偏差値って一体何なのかよくわかりませんが、とりあえずそこそこ普通の恋愛が出来ていると、わざわざ意識していたわけではないけどそう思っていました。
恋愛指南書みたいなものは馬鹿にしていたので読んだことはありませんでした。
ところがある時、ある事をきっかけに、自分の恋愛偏差値は低いどころか底辺だと思い知りました。
私は今まで男性心理についてとことん無知だったと打ちひしがれ、それから馬鹿にしていた恋愛指南書を読み漁る日々が始まりました。
恋愛指南書というのは、恋愛に特化してはいるけれど、基本的には人間関係における心理学の教本だと思います。
小手先の恋愛スキルは大して使い物にはなりませんが、もっと基本的な人との関わり方とか考え方を色々な角度から学ぶ事が出来たように思います。
正直めちゃめちゃ勉強になりました。
私のそれまでの考え方ではそりゃ上手く行かなくても当然だと思い知りました。
私は驕り高ぶった人間でした。
こんなに素晴らしい教材を馬鹿にしていたなんて。
一年間位、恋愛に関する本か自己啓発本しか読まなかったのですが、あの一年があったから今の自分がいると言っても過言ではありません。
恋愛の失敗って、回数を重ねれば上手くいくようになるかというとそうでもない様に思います。
考え方が変わらなければ何度でも同じ失敗を繰り返す事になりますよね。
でもそもそも、その考え方が上手くいく考え方なのかどうかがわからないならば、とりあえず上手くいっている人の話をたくさん聞いてみるのが近道だと思うんです。
それが恋愛指南書!
まあ、中には恋愛至上主義的な、選んでもらってゴールインする事が最高の幸せ、という様なファンタジー?みたいな、恋愛スキルばかり書いてある本もありますが、それはそれで面白く読ませて頂きました。
今はさすがに恋愛に関して悩むことはありませんが、その頃考えたり感じたりしたことは、その後の日常の人間関係でもとても役に立っています。
最後にひとつ、ご存知の方も多いと思いますが、私は知らなかったので「ベンジャミン・フランクリン効果」というのを紹介させて下さい。
誰かを好きになったらその人を助けてあげたくなるものですが、助けてもらうのも良いそうですよ。
人は誰かを助けた時、相手のことを特に好きではなかったとしても、自分の行動に整合性を持たせるために「助けたのはその人の事が好きだからだ」という心理が働いて、助けた人を好きになるんだそうです。
ただし、ヒモの男性や詐欺師の方はその心理を利用するそうなので気をつけて下さいね。