ピアスの穴を開けるのが怖い

私がピアスの穴を開けたのは30数年前。

あの頃は今みたいに自分で簡単に開けられるピアッサーみたいな物は売っていなかったように思います。

当時ピアスの穴を開けるには、病院に行ってお医者さんに開けてもらうか、自分で安全ピンのような太い針を準備して、ガスの火で炙って消毒した事にして、耳たぶにぶっ刺すという恐ろしい方法しかなかったように思います。

「ピアスの穴から白い糸が出てきて引っ張ったら神経だった」とか「ピアスの穴をあける場所によっては失明する」とか、ほんとかウソかわからないような恐ろし気な話も出回っていました。

今では都市伝説の扱いですが、当時はネットで簡単に調べられるような時代でも無かったので、かなりビビっていたと思います。

それでも若さゆえか、そんな話も無視して友達とお互いの耳たぶを安全ピンでぶっ刺し合ったのですが、刺す時も刺される時もとんでもなく怖かった事は今でも忘れられない思い出です。

その後まあまあ長い事その時のピアスホールは生きていましたが、片方の穴がいつまでも安定しなくて、次第にピアスをしなくなり、穴も塞がってしまいました。

最近になって、若い頃みたいなオシャレはしなくて良いけれど、代わりにちょっとした可愛らしいピアスをしたいと思うようになりました。

数年前娘が「ピアスの穴を開けて」と言ってピアッサーを買ってきたのですが、あの安全ピンの恐怖体験の時と違って、今では仕事柄人に針を刺すのは慣れている(!?)ので何の問題もありませんでした。

それなら自分も買ってきてやって貰えば良いと思うのですが、ピアッサーってバチーン!ってすごい音がするんですよ。

人にするのは良いけど自分がされるのは怖くて・・・

でも思い切って開けるなら休職中の今かなと思い、勇気を出してやってみようかと考えているところです。